広辞苑が10年ぶりに改訂しましたね。「エントリーシート」「がっつり」「クールビズ」「コスプレ」「モラルハラスメント」など、たくさんの言葉が追加され、ずいぶんと変化があったとのこと。
辞書を読むのは好きでしたが、広辞苑は全部読んだことがないな、と思い、手元の広辞苑を一から読んでみることにしました。手元にあるのは第四版。高校生のときに買ったものです。読んでいく中で、はじめて知る単語や、気になった単語を順番に紹介していこうと思います。
あ
アーティキュレーション
①ことばを歯切れよく、一音、一音はっきりと発音してしゃべること。
②文節
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はじめて聞く言葉。サービス名やコピーに活用できそうです。
アーバニズム
都市を志向する社会的・文化的な傾向。また、都市に特徴的な生活様式。アメリカの社会学者ワースの概念が有名。
コメント・メモ
Wikiで調べてみました。
アーバニズム(英: urbanism)は、一般には、都市を志向し求める文化的・社会的な傾向のこと。あるいは、もっぱら都市において特徴的な生活様式。または、近代以降の都市計画全般を指す。
アーバニズム – Wikipedia
興味深いが、ちょうどよい本がみつからなかった。現代ではあまり注目されない考えなのかもしれません。
参考:https://www.nippyo.co.jp/shop/book/5689.html
アーメン
ヘブライ語で「まことに」「たしかに」、後に「かくあれ」の意。キリスト教の祈祷・讃美歌・信条などの終わりに唱えることば。
コメント・メモ
「神に祈りを」みたいに捉えていましたが、「かくあれ」だと、そうだよね、そんなふうになったらいいな、くらいの意味なんでしょうか?そう考えると、アーメンってしっくりきます。
あい
北ないし東の風。主として日本海沿岸地方でいう。あいのかぜ。あゆのかぜ。
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ダブルミーニングとして何かしらで使えそうですが、一般的ではなさそうなので使いづらいかもしれません。
あいおい(相老い)
夫婦がともに年をとって長寿であること。
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素敵ですね。
あいおもいぐさ(相思草)
タバコの異称。
コメント・メモ
キザですね。語源を調べてみると…
江戸時代の風習に吸い付け煙草というのがありました。遊郭などで遊女が自分の唇で火をつけ、すぐに吸えるようにしたもので、お客が来ると、「あなたが本命よ」という気持ちをこめて渡すのです。この辺から、相思草という呼び方が生まれたのでしょう。
とのこと。ロマンチックですが、現代では遊女の存在ごと受け入れられなさそうで残念です。
あいき(曖気)
おくび。げっぷ。
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げっぷという響きがあまり好きでなかったので、積極的に広めていきたいです。
あいじつ(愛日)
①冬のありがたい太陽。
②日時を惜しむこと。
③寸借を惜しんで孝行にはげむこと。親につかえる心がけ。転じて、孝養。
コメント・メモ
はじめて聞く単語でした。①として使いやすい言葉ですが、③の意味があると使いづらいですね。①の由来は、文公七年の注「冬日愛すべし、夏日(かじつ)畏(おそ)るべし」だとのこと。愛日の日々、だと親孝行の日々、という意味になるのでしょうか?
あいずかわし(愛ずかはし)
魅力がある。面白みがある。
今鏡「御笛の音も愛ずかわしく」
コメント・メモ
よい語感の言葉ですね。面白みがあります、というよりも愛ずかわしいですね、というほうがなんとなく好きな様子がより一層伝わる気がします。
と、本日はここまで。『あ』編、まだまだ続きます。
広辞苑読破状況 … 5/2772p