【ゲーム紹介】おもしろいMogel Motteおもしろい

こんにちは。今回はMogel Motteというゲームをご紹介します。

このカードゲームは、ドイツの会社が作成したゲームです。ドイツはこういったボードゲームが盛んで毎年ゲーム大賞が選ばれています。Mogel Motteというのは直訳すると“いかさま蛾”という意味になるのですが、邦題は“いかさまゴキブリ”となっています。これは同じ会社がその前に作成した“ごきぶりポーカー”というゲームがあったので、そちらとの関連付けを意図してか、はたまた語感を重視してか、このようなタイトルになっているみたいです。

内容は…。

  1. 全員に8枚ずつ手札を配り、残りを山札とします。
  2. 山札から一枚カードをめくり、捨て札として表にします。
  3. カードには全て1~5の数字が書かれており、場に出ているカードの数字より1大きいか、1小さいカードを順番に出していきます(1と5は繋がっていると考えます。5が出ていれば、4か1が出せるわけです。)。出せるカードがない場合は山札から1枚取ります。
  4. カードを全て出して、手札が無くなった人がそのラウンドの勝者です。

負けた人は残った手札に応じて点数が加算され、誰かが規定まで点数が達したら、その時点で最も点数が少ない人の勝ちになります。

というものです。UNOのようなシンプルなゲームですね。ところがMogel Motteの面白いところは、「いかさまゴキブリ」の名の通り、いかさまを公式のルールで認めている点にあります。

このゲームでプレーヤーは場に出す以外にいかさまで手札を減らすことが認められています。袖に隠したり、そっと投げ捨てたり、他のカードと重ねて場に出してしまったり…。いかさまで捨てるのは一度に一枚ずつという決まりさえ守れば、何度行っても構いません。プレーヤーの一人が“警備バッタ”となって、他のプレーヤーのいかさまを監視し、いかさまがバレたプレーヤーはペナルティとして場の捨て札を手札に加え、次の警備バッタとなります。

【ゲーム紹介】おもしろいMogel Motteおもしろい

上記で説明した以外に、色々な虫の描かれたアクションカードという役札が含まれています。例えば、出された瞬間にプレーヤーがそのカードをタッチして、一番遅かった人が全員からカードを貰う“”のカードや、出されたら全員が山札から一枚ずつ取らなければいけないアリのカードなど、アクションカードは特殊な効果を持っています。その中に表題の、“いかさま蛾”というカードがあります。この蛾のカードはなんと場に捨てることが出来ません。プレーヤーはこのカードをいかさまで捨てなければいけないのです。アクションカードのルールによって、ゲームにいかさまをしなくてはならない“必然”やいかさまを行う“”が生まれるわけです。

他人の目を盗んでいかさまをする瞬間、何とも言えない独特の緊張感に包まれる非常にエキサイティングなゲームです。いかさまのスタイルも十人十色でそこに性格が出るのもまた、楽しいポイントです。自分は袖に隠すいかさまが好きですね。

Mogel Motte、ぜひ遊んでみて下さいね。