テンナンショウが好きです。都会ではそう見ることは出来ませんが、実家の方ではよく庭先で見かけていました。
テンナンショウとは…
テンナンショウ属の植物のこと。テンナンショウは天南星の意味で、日本列島から朝鮮半島にかけて分布しています。世界で約150種があり、日本では約30種ほどが見られるようです。
さて、どんな植物かというと、こんな植物です。
どうですか、この貫禄。独特なフォルム。スッとした立ち姿。素敵です。お花屋さんでは売っていません。見るなら山です。森の木陰にひっそりと咲いています。
とはいえ山に行ってもなかなか見られるものではないので写真付きで少しご紹介したいと思います。先日このテンナンショウの仲間をたくさん見る機会があったので写真いっぱい撮りました!ちなみに最大の特徴は「仏炎苞をつけた植物」というところ。仏炎苞とは仏像の背景にある炎を型どる飾りに似ていることに由来しています。
マムシグサ
名前の通り、山の中でマムシとまちがえたのでこの名前がついたのでしょう。実がまた鮮やかで毒々しく、うっとりします。
ユキモチソウ
絶滅危惧種。中身がおもちみたいでかわいい。
ウラシマソウ
シュッとした佇まい。上ににょろりんと伸びている部分が特徴。
ムサシノアブミ
テンナンショウの中でも形が独特なので見分けが簡単。馬具の鐙(あぶみ)に似ていることからこの名前。
以上、私の好きなマニアック植物、テンナンショウの巻でした。