ある春の夜、吉祥寺にある横丁でひとり呑みしているとギター片手に流しのお兄さんが訪れる。そこでなぜか隣のおじさんからあの子に一杯、ならぬあの子に一曲、をいただきました。リストに目を通すと洋楽も邦楽も昔のものから今のものまで結構ある。
悩む…
悩む…
と、聴きたい曲を発見!
それがこちら、
高田渡の「生活の柄」です。
高田渡さんはこんな人
日本のフォークという地層を掘り起こしたとするならば、絶対に避けて通れないのが高田渡の存在だ。生涯、酒と詩を愛した吟遊詩人として知られ、2004年の映画『タカダワタル的』によって、彼の生き方の虜になった人もきっと多いはず。
引用:伝説のフォークシンガー高田渡が息子・漣に引き継いだ生活者の歌
吉祥寺に住んでいたんですよね。吉祥寺にいせやという焼き鳥屋があるのですがここの常連で毎日のように呑んでいたという伝説のフォークシンガーであり伝説の酔っ払いです。とにかく酔っぱらってゆるーく歌う姿が好きで…。ひたすらウィスキーをおくれって言ってる「ウイスキーの唄」とか一瞬で終わっちゃう「アイスクリーム」、自転車に乗ってるとつい歌ってしまう「自転車にのって」…。あと「自衛隊に入ろう」も好きです。好きな曲だらけで困ってしまいます。
さて最初の話に戻りますが吉祥寺で立ち呑みをしている夜に聴きたい曲といえば高田渡しかないなぁと思ったのです。その夜、横丁に高田渡の生活の柄を唄う声が流れ、いつしか皆で唄い合い、高田渡を知ってる人も知らない人もみんな笑顔でやっぱり好きだなぁ高田渡…と思った、ある春の夜の想い出。