ありがとうイグアノドン

こんにちは。もう夏も終わりですね。みなさん今年の夏は恐竜博に行けましたか?自分は幕張に行き損ねてしまって落胆気味です。年始に、今年の恐竜博は酉年なので、始祖鳥や翼竜がテーマだろうと読んでいて、見事的中させていただけに落胆しきりです。

そんな満たされなかった恐竜への愛情を埋めるためにも、今日は恐竜の話をさせていただきます。

今回の恐竜はイグアノドンです。

恐竜発掘史の始まり、それはイグアノドンの発見

ありがとうイグアノドン

イグアノドンは初めて発見された恐竜です。

1822年、ギデオン・マンテルというお医者さんがデカい歯の化石を見つけました。最初はゾウやサイのような大型の哺乳類の歯だろうと言われていたのですが、マンテルさんは納得がいかなかったので頑張って調べました。

その結果、イグアナの歯に形が似ていることが分かったので、マンテルさんはイグアノドンと名付けました。これが今に続く恐竜発掘史の始まりです。(実は魚竜のような恐竜と同時代の大型爬虫類の化石は既に発見されていたのですが、恐竜は厳密には陸棲で直立歩行する爬虫類を指すので、イグアノドンが初めて発見・同定された恐竜となります。)

現在、私たちが恐竜という生物が存在した事実を当たり前のものとして受け止めているのも、この大きな歯の発見のお陰なわけです。ありがとう、マンテル。

イグアノドンの特徴といえばその指にある大きな爪ですが、当初の復元像ではその爪は鼻の頭についていると勘違いされていました。

そっちも怪獣っぽくてかっこいいですけどね。