中野さんに一眼レフの操作を叩き込もう。その2

初めまして、コーダーの堀江25歳6ヵ月です。
いろいろありまして、前回の記事から一眼レフ(ミラーレス一眼)の基本操作・概念をご紹介しています。

前回までのあらすじ

前回は「シャッタースピード」について実例を交えながらご紹介いたしました。気になる社内での評判ですが、おそらく誰も読んでいないので、何の評価も伝わってきません。
そんな社内の冷たい風当たりにもめげず、今回は「絞り値」についてご説明申し上げます。

絞り値#とは

絞り値(F値)とは、文字通り絞った値です。カメラなので、絞る対象はレンズになります。カメラレンズの開口部の大きさを制御するもので、その値が写真の明るさと、そしてボケの度合い、被写界深度を決定します。
F2(あんまり絞っていない)とか、F22(結構絞っている)のような表記のされ方をします。この数値が「レンズをどのくらい絞るのか」という数値です。

これ以上言葉で説明するのも野暮なので、実際に撮影した写真を見ながら説明しましょう。

絞り値を小さくする(あんまり絞らない)とこうなる。

絞り値を小さくしたときの効果は大体下記の2点です。
➀レンズに入ってくる光量が増える。(写真が明るくなる。)
➁ピントの合う範囲(被写界深度)が狭くなる。

【撮影例】

ご覧の通り、ボケを活かした写真を撮影することができます。
F値には「被写界深度」という概念があります。F値が低い(被写界深度が浅い)場合、ピントの合う範囲が狭くなります。被写体は鮮明に、背景は美しくボケ、視覚的な深みが生まれます。

また、絞りを小さくすることで開口部が広がりますので、取り込める光の量が増えます。
暗い夜や暗い室内では、比較的絞りを小さくすることが多いです。

絞り値を大きくする(結構絞る)とこうなる。

絞り値を大きくしたときの効果は大体下記の2点です。
➀レンズに入ってくる光量が減る。(写真が暗くなる。)
➁ピントの合う範囲(被写界深度)が広くなる。

【撮影例】

このように、広い範囲や風景を撮影するときに好んで絞ります。
また、昼間の明るい場所でシャッタースピードを遅くしたいときなど、絞り値を上げてバランスを取ったりします。

F値が高い(被写界深度が深い)場合、ピントの合う範囲が広くなります。背景のボケが少なくなり、シャープな画像が得られます。
個人的に、F値を「F22」のように大きめに設定することはありません。高くてF11くらいまでです。
F22にしないのは理由があるのですが、最初のうちは知らなくてよいかなと思いますので割愛です。

以上

絞り値の違いをご説明申し上げました。正直僕はここに書いてあること以上の知識はありません。なんとなくわかっていれば、なんとなく撮れてしまうので心配ありません。

というわけで、次回でようやく最終回となります。最終回のテーマは「ISO感度の説明+まとめ」です。そろそろカメラをテーマに記事を書くのも飽きてきたので、せいせいしますね。
次回も文章で説明するのが大変そうなので、適当にそれっぽい写真を撮っておこうと思います。お疲れ様でした。