イッパイアッテナでもいろいろ絵を描く仕事に携わらさせていただいてますが、それとは別の、今年の自分自身の絵の仕事の話をさせていただきたいと思います。
今回は私の兄とやっている「よるのとびらをひらく方法」というユニットの活動について書こうと思います。「よるの…」は依頼があれば基本何でも描きますが、主に吉祥寺に関するお仕事をメインで受けているユニットになります。
2017年の活動記録第一段は、まさに地域密着。吉祥寺の情報誌「ECCO!!」1月号の表紙イラストを担当しました。ECCO!!史上初のイラストによる表紙、井の頭公園100周年をテーマにしています。
吉祥寺に住んでいる方に向けていろいろな小ネタを仕込んでいます。
- 去りゆく象のはなこ
- まゆげのある白鳥ボート
- 台風のあと逃げ出した井の頭公園のリスたち
- かいぼりで出た自転車
etc…
象のはなこさんが亡くなり、井の頭公園が100周年、節目のときにこのようなイラストを描けてとても幸せでした。原画はもう少し広がりがあります。
続いて…
こちらは個人の方からのご依頼で描かせていただいた結婚式用のイラスト。今年ご結婚されたK様、ふたりで住んだ思い出の吉祥寺を描いて欲しいというご依頼でした。おふたりの出会いや思い出の事柄などをヒアリングさせていただきたながら描きました。住んでいた家や新居の家具、結婚式場の装飾など、いろいろ盛り込み、喜んでいただきました。
続いて…
お子様の5歳の誕生日に何か記念になるものを…ということでご依頼いただきました。ご依頼いただいた際に、お子様の成長アルバムをお預かりしたのですが、愛され育つ姿とご両親のまなざしがとてもあたたかく、ついうるうるしてしまいました。おうちのお庭と家を舞台に、好きなキャラクターや読んでいる絵本、持っているおもちゃなど、大きくなってこのイラストを見て笑顔になってもらえたら…。という想いを込めて描きました。プレゼントとして渡す場面にも立ち会えたのですが、わー!と声をあげて喜んでくれ、これ知ってる!これ持ってる!と楽しそうに絵を見てくれて、絵を描く仕事をしていてよかったなぁと心の底から感じました。
2017年の前半は、今までにないお仕事をさせていただく機会にめぐまれ、嬉しいスタートでした。