ECサイトにおける「スマホファースト」「モバイルファースト」の重要性について

ECサイトを運営するときに避けて通れないのが、スマホユーザーのニーズに答えることです。
もはやスマホ対応の重要性は、日常生活で肌身に感じている人が多いのではないでしょうか。

今回の記事では、ECサイトにおけるスマホファーストの重要性を、根拠に基づいて解説していきます。
サイトをスマホ対応にするときに確認しておくべきポイントもまとめました。
ユーザーからのクリック率・成約率向上のためにぜひ役立ててみてください。

目次

  1. 現代のECサイトとスマホの密接な関係性
  2. Googleで検索上位に表示されるにはスマホ対応が重要
  3. ECサイトをスマホファーストにするときに知っておきたいポイント
  4. まとめ

現代のECサイトとスマホの密接な関係性

まずは、インターネットやECサイトのユーザーがスマホをどれだけ使っているのか見ていきましょう。

インターネット利用率はPCよりもスマホの方が高い

総務省の令和元年の調査によると、インターネットの端末別の利用状況は「スマートフォン」が約63%、「パソコン」が約50%という結果になりました。また、年代別の調査では、13~59歳で7割以上が「スマートフォン」を使用しているということも分かりました。
※参照:総務省「令和元年度通信利用動向調査」/PDF

このデータから、ECサイトでの購買意欲が高いとされる成人層は、スマホユーザーが多いと読み取れます。

ネットショッピングに利用する端末はスマホが多い

MMD研究所は、2018年に15~59歳の男女を対象にスマホの利用実態を調査しました。
インターネットを使用できる所持端末は、スマホ以外ではPCが圧倒的に多いです。
しかし、「ネットショッピングをするときに利用するデバイス」を聞いたところ、「スマートフォン」が約81%、「PC」が約38%と大きな差を開かせました。
※参照:MMD研究所「2018年版:スマートフォン利用者実態調査」

PCにしか対応していないサイトを運営する人にとっては耳の痛い話ですが、スマホ対応していた方がネットショッピングを使ってもらうチャンスは非常に多いということです。
スマホの進化・発展にともない、今後さらにスマホからのECサイト利用は多くなると予想されます。
スマホファーストの重要性は、ますます高まっていくでしょう。

Googleで検索上位に表示されるにはスマホ対応が重要

ユーザーとサイトをつなぐための機会損失を防ぐために、さらにチェックしておきたいのが、GoogleのSEO対策(検索上位に表示されるための戦略)です。
検索で見つけられやすくなる点においても、スマホファーストであることが必要になってきます。

Googleは、検索順位を決めるための評価基準を、PCサイトのページからスマホサイトのページへすでに移行し始めています。
※参考:Google「Web全体のモバイルファーストインデックス作成を発表」

Googleではスマホファーストの考え方を「モバイルファーストインデックス(MFI)」と呼んでいます。これにより、スマホユーザーにとって、より使いやすく有用性のあるサイトを検索上位に浮かびあがらせるようにしました。

ECサイトをスマホファーストにするときに知っておきたいポイント

では、実際にECサイトをスマホ表示に最適化するには、何に気をつけるべきなのでしょうか?PCサイトとの違いなど、基本的な考え方を紹介します。

シンプルで読みやすいデザインにする

スマホに表示するECサイトは、商品や注文方法が読みやすいようにシンプルなデザインにする必要があります。
スマホはPCよりも表示画面が小さく、いちどにたくさんの情報を目にすることができません。
また、「文字が小さい」「注文画面をタップしにくい」などのわかりにくく不便なサイトは、すぐにページから離脱されてしまう可能性が高いです。そのため、スマホユーザーが「見やすい」「使いやすい」と思うサイトを研究していきましょう。

個人情報の入力や料金支払いを簡単にする

スマホはとにかく利便性を重視した端末のため、情報入力や支払い手続きを簡単にできるようにしておきましょう。
個人情報の入力画面では、メールアドレスや名前といった確認必須の項目だけにとどめ、入力BOXは大きめに設定することをおすすめします。
また、支払い方法はユーザーが普段から使っていそうな手段を多く取り揃えておきましょう。
「この商品欲しい」から「購入手続きをする」までのステップを簡略化することが大切です。

レスポンシブ対応にする

レスポンシブ対応とは、ウェブサイトをスマホで閲覧したときに、画面サイズにあわせて最適化された表示に自動変換する機能のことをいいます。Googleはモバイルファーストの考えにもとづき、「新しいウェブサイトにはレスポンシブウェブデザインをお勧めします」と提案しています。例えば、Shopifyなどのオンラインストアのプラットフォームでは、最初からレスポンシブ対応しているテーマ(サイトのテンプレート)が多く揃っています。

レスポンシブ対応のために自分でサイトのコードを修正すると、不具合の原因になることも。
「コーディングが面倒」「あまりサイト運営に詳しくない」という方は、既存のサービスを有効的に活用することをおすすめします。

まとめ

ECサイトをスマホファーストにすることの重要性・ポイントについて紹介してきました。サイトをスマホでもスムーズに見られるようにすることは、もはやサイト構築の必須項目ですね。
サイト運営側・ユーザー側の双方にメリットのあることなので、ぜひスマホ対応を実際に検討してみてください。

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