かわいいだけが絵本じゃないの。
かわいくなくても絵本です。
「かわいい」というのは便利な言葉でついつい何にでも使いたくなってしまいます。特に絵本なんてかわいい要素満載でしょう、と思いがちですが、実はそうでもないのです。
『バムとケロ』シリーズご存知でしょうか?制作当初、こんな絵では売れるわけがないと言われていたそうです。ところが今では誰もが知るベストセラーになりました。一目見てかわい〜となることが絵本の条件ではありません。おもしろければかわいくなくてもいいのです。
さて、今回はかわいくないけれど文句なしにおもしろい絵本たちをご紹介します。
大好きな作家さんです。どうですか。この絶妙にかわいくないくま!最高ですね。ヤーノシュの作品で一番のお気に入りが『くまのサーカスザンパーノ』。
とある村に行き空を見上げると永遠に飛び続けているおじさんを見ることができます。
どうしてでしょう…?
気になりますね。今なかなか手に入らないので図書館などでぜひ読んでみてください。笑います。
『ラシーヌおじさんのふしぎな動物』トミー・ウンゲラー。例えばこの本の背表紙を本屋さんでみつけるとします。ふしぎな動物、へぇ〜どんな動物なんだろう?と思って引っ張り出して表紙を見ると…。
あぁ、、、たしかに。。。なんだろうこれ。。。
ってなりますよね。その感覚をぜひ味わっていただきたい。トミー・ウンゲラーの一番有名な作品は『すてきな3にんぐみ』というお話。普及の名作です。でもあのお話、少しのブラックユーモアが入っていますよね。この作者さんのお話は全部そうなのです。どことなく奇妙でブラックユーモアが効いていて、でもおもしろくて心に残る。「ふしぎな動物」まぁまぁのショッキングなビジュアルですがお話自体もまぁまぁの衝撃が待っていますよ。
ラシーヌおじさんの庭の自慢の梨が盗まれてしまいました。犯人はふしぎな動物…
ラシーヌおじさんはふしぎな動物と友だちになり動物の喜ぶことをたくさんしてあげます。
最高のタッグです。舟崎克彦さんは日本の児童文学にはかかせない存在、舟崎さんの書かれたものなら外れナシ、何を読んでも大丈夫です!
『ぽっぺん先生と帰らずの沼』というお話は輪廻転生を繰り返す仏教感渦巻くお話で、森見登美彦さんが子供の頃衝撃を受けた話としておすすめしているので要チェックです。スズキコージさんは日本のシャガール、一度見たら忘れない強烈なインパクトを持つ絵を描きます。その独自の世界観に魅せられる人も多く、大人の間でもファンの多い方です。
そんなおふたりのタッグ作、実はこれ「きょうりゅうがやってきた」というシリーズで全5巻。
- 1『イグアノドンですまいどあり』
- 2『ステゴザウルスはまいごです』
- 3『ポドケザウルスなんまいだ』
- 4『マメンチザウルスはわたしんち』
- 5『アパトザウルスにまかせなさい』
このシリーズがおうちにある子供時代だったら最高ですね。
ポドケザウルス…お墓参りに行ったおばあちゃん、お墓から出てきたきょうりゅうをホトケ様と勘違い…。