“ふつうじゃない”がふつうにある
“ふつうじゃない”がふつうにある

内藤 勇樹ないとう ゆうき

初心忘るべからず

“ふつうじゃない”がふつうにある

内藤家の方針は、
「働かざる者食うべからず」。

私は、祖父の代から続く建設会社の2代目社長の長男として生まれました。比較的裕福な家庭だったと思います。しかし、内藤家は「働かざる者食うべからず」という考え方だったので何もせずに欲しいものが手に入る環境ではありませんでした。好きな本やお菓子やジュースを手に入れるには、仕事(お手伝い)をするか、少ないお小遣いを毎月貯めるという二択しかありません。
実際、内藤家のお手伝いには報酬額が設定してあり、トイレやお風呂掃除など水回りの仕事(お手伝い)は報酬が高くて人気なので、4人兄妹で仕事の奪い合いとなった記憶も懐かしいです。欲しいものが一緒だった時は、兄妹と協力するといったこともしていました。

部活(バスケットボール)をやっていた高校生までは、お金が必要な時は、家の手伝いや、父の会社の書類整理などの仕事でお小遣い稼ぎをしていました。力仕事でもマッサージでもなんでも提案して稼ぐということをしてましたね。

大学生になってからは学業はほどほどにガソリンスタンドでのバイトに精を出していました。自分で接客して商品を売ることが楽しかったです。売れば評価され、時給もアップし、周囲からも頼られることは嬉しかった。
「俺がいないと店が回らない」という素敵な勘違いをしているバイトがたまにいますが、自分もそんな勘違い野郎だったと思います。

小学生の頃から「何かを手に入れたいなら仕事を自分で作って稼ぐ」というのが当たり前になっていましたね。今の自分の基礎はこんな生活で形成されていったようです。

自信を折られたことで得た学び。

新卒1年目は、OA機器の販売会社に就職しました。ガソリンスタンドでの販売経験を活かして実績を出せると思ったのですが、挫折しましたね。本当にしんどかった。販売の難しさも思い知らされる経験でした。信頼関係が作れないと、良い商品でも売れないという事実もこの時期に学びました。

2社目は、学生時代から興味のあったIT系のベンチャー企業に入りました。ここでのビジネスには衝撃を受けました。1週間掲載するだけで100万円といった広告商品の取引がバンバン行われていました。ビジネスの速度感とインセンティブ制度にハマり、ガンガン仕事してました。ここでは夜の遊びと経営とチームを率いるリーダーシップなどを学びました。

3社目で会社を興しました。前職でお世話になった尊敬する役員と一緒にスタートです。大変なことも多かったですが、何もかもゼロから作っていく過程がとにかく楽しかったです。
人がいないので、営業も仕入も事務処理も全部やらなくてはなりませんでしたが、取引先を増やす過程で多くの方と知り合うことができました。
共に働くメンバーと出会ったのもこの時期です。

その後、仕事面でもプライベートでも大変お世話になっている先輩に大きなチャンスをいただき、現在の会社を立ち上げるに至りました。

内藤 勇樹 内藤 勇樹

全ては、「信頼」から。

「頼まれごとは試されごと」少しでも相手の期待を上回ることを心掛けています。まだまだ実践しきれていないこともありますが、信頼関係の基礎作りはこの姿勢にあると思います。些細なことでも期待を上回る結果を積み重ねることで作れることを経験してきました。

チームを率いる立場としては、個の力を最大化することを意識しています。自分は専門的なスキルを持っていないので、スキルを持つ仲間が仕事に集中できるよう自分にできることを率先してやっていくようにしています。

仕事では多くの人が関わります。その仕事についても、関わる人の関係も自分事として思うことが重要です。

幸せになることだけが、目標。

経済的・時間的に自由な働き方ができるチームを目指しています。それ以外にはないです。

性格も働く目的も得意領域も全て異なる仲間が、その領域に達することが目的です。

初心忘るべからず。

これまで、運よく多くの経験をすることができました。以前の自分よりも成長しているかなと思うこともあります。

しかし、そう思った瞬間からが最も危険であることも経験済みです。決して驕ることなく、臆することなく日々の生活を楽しんで生きていたいと思います。

2022年4月11日
内藤 勇樹

内藤 勇樹

Profile

内藤 勇樹

内藤 勇樹

取締役

内藤 勇樹(ないとう ゆうき) 1984年3月29日生まれ。武蔵大学卒業。営業マン。基本的に一人では何もできない。人を頼るのが得意。その割には保守に走るよりも変化を自ら生み出す方が好き。

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