“ふつうじゃない”がふつうにある
“ふつうじゃない”がふつうにある

遠藤 敦子

良い時もあれば悪い時もある。

“ふつうじゃない”がふつうにある

好きなことに、好きなだけ没頭。

私の両親はよい意味で教育熱心ではなく、できないことをできるようになるまでする、ということは求めず、好きなことを好きなだけする、という方針だったので、小学生の私は、心ゆくまでその時大好きだった・・つまり漫画を朝から晩まで読み漁っていました。
私には兄がいたので、当時人気だった、DRAGON BALL、らんま1/2、SLAM DUNK、幽☆遊☆白書・・、読むものはたくさんあり、特にドラえもんが大好きで、読みながらげらげら笑っていたら、普段は優しい母が目を釣り上げて「それはうるさすぎるから捨ててきなさい」というので、震え上がって持っていたドラえもんすべて捨てるという出来事もあったのですが、それで家庭の方針が変わることもなく、嫌なことは何もせず、好きなことに没頭する、という大変自由な環境でキッズ敦子はすくすくと育ちました。
当然のことながら、学校での成績はずっとイマイチだったことを記しておきます。

「データベースについては基本的にサポート外とさせていただきます。」

家にパソコンがやってきたのは、中学生の時でした。Windows 95 が発売されて、父が仕事で使うから、という理由で購入されました。
ですが、父が家でパソコンを使うことはほぼなく、あっという間に子供たちのおもちゃになったことは言うまでもありません。
その時インターネットは黎明期を過ぎて中期、個人のホームページが盛んでした。こういうの(http://abehiroshi.la.coocan.jp/
当時ガールだった敦子は、それが「ホームページ・ビルダー」というので作成されていること、「ホームページ・ビルダー」が家のパソコンの中に入っていること、ホームページを持つには、サーバーが必要なこと、契約しているプロバイダが無料のサーバースペースを貸し出していること、「ホームページ・ビルダー」が作成しているのはHTMLで、HTMLは「ホームページ・ビルダー」を介さずに触れること、HTMLの中には、CSSとJavaScriptがあること。
大人から何かを言われたのでもなく、好きなことを好きなだけする。当たり前だったことを当たり前にして、ガール敦子はぐんぐんとインターネットの知識を増やしました。
転換となったのは、自分で初めて借りたレンタルサーバー「ロリポップ!」(https://lolipop.jp/)の存在です。
ロリポップ!には、サーバースペースだけでなく、データベース(MySQL)がついていたんです。

データベースについては基本的にサポート外とさせていただきます。
詳しい知識がある方のみご利用ください。

なにこのスペシャル感・・! 知りたい・・! これに詳しくなりたい・・! ガール敦子からプログラマー敦子に転身した瞬間です。
(最近、再びロリポップ!を契約したのですが、今でもこの文言が残っているんですね。懐かしくて嬉しいです)

遠藤 敦子 遠藤 敦子

「プロ敦子のこだわり」を聞きたい方、お待ちしています。

とはいえ、専門の学校に通ったわけでもないので、プログラムは趣味の範囲。ごく普通の事務員として生きていたのですが、ふと転職をしたいなぁなんて思い始めて転職サイトを読み漁っていたら、IT系って未経験でも募集しているではないですか。事務員として鍛えられた愛想のよさで、あっさりシステム開発要員として転職できてしまったのです。
趣味を仕事にできた幸せ敦子の誕生です。
仕事はほぼ趣味なので、プロ敦子の成果物にはプロ敦子にしかわからないこだわりがいっぱいつまっています。こだわった部分はすべて説明できるのですが、なかなかそのチャンスにめぐまれず・・聞きたい方は手を上げてください・・!

でも言いたい。学ぶってとても楽しい。

IT系の未経験可なのは、ブラックで人の出入りが激しいから・・な部分もあるかもですが、技術の進歩がめざましく、4年前に覚えた知識がもう古いよってことだってあります。社会人してたら4年なんてあっという間。知識のアップデートは欠かせません。新しい知識を得るのに、未経験も経験者も関係ない。同じスタートです。そういうことなんだろうな、と思っています。
私は小さい頃、勉強は好きではなく、漫画やゲームで遊ぶのが大好きでした。
でもいつの間にか、新しい知識を得ること、学ぶことが、楽しくて堪らなく、できなかったことができるようになって、見てるだけだったものが、自分で作れる。こうした方がいいんじゃない、と思っていたことを自分の手で作り直せる。まさに成功体験です。この成功体験を得るには、学びは不可欠です。
学生さんが、どうして勉強が必要なの?と迷ってしまうのは、学生の時は、勉学で得られる成功体験がどうしても小さいからでしょう。そして、自分の学びたいスピードでは進んでくれないからだと思います。
でも言いたい、学ぶってとても楽しい。漫画やゲームも、実は遊んでたのではなくて学んでた。一日中学んでいられるって実はすごい贅沢。
私も、できる限り、学べる贅沢を味わっていきたいです。

社内でたった一人のエンジニアとして、今日も頑張る。

イッパイアッテナにも、ダメなところはもちろんあります。でもそれ以上にいいところもイッパイアッテ、私が特に気に入っているのは、学びは楽しい!という気持ちをみんなで共有していることです。
新しい知識を得たらみんなですぐに共有したがるし、知らないことがでてきたら教えて!ってすぐにパッと手を上げる雰囲気が出来上がっています。
新しいことを覚えたら、これを何かに使えないかなとどんどん話は広がっていきます。
みんながそれを楽しそう!って思ったら、ちょっと大変なことでも、実現していくのです。すごい熱量です。
みんなの熱量に時折ちょっと圧倒されながらも、社内たった一人のエンジニアとして頑張っています。
そろそろ、良い時も悪い時も、支え合えれるようなエンジニア仲間が欲しいですね!

2022年5月9日
遠藤 敦子

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Profile

遠藤 敦子

遠藤 敦子

エンジニア

遠藤 敦子(えんどう あつこ)1981年9月7日生まれ。未経験で飛び込んだプログラムの世界にも気付けばもう16年目。プログラムも“ものづくり”の精神で、扱いやすい製品を心がけている。二児の母。

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